パット・メセニー(Pat Metheny、1954年8月12日 – )はアメリカ人ジャズギタリストでパット・メセニー・グループのリーダーである。ミズーリ州リーズサミット出身。兄にジャズトランペッターのマイク・メセニーがいる
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Pat Metheny : パット・メセニーのアルバム
パット・メセニー自身名義作品
ブライト・サイズ・ライフ – Bright Size Life(1975年録音)(ECM) 1976年
ウォーターカラーズ – Watercolors(1977年録音)(ECM) 1977年
ニュー・シャトークァ – New Chautauqua(1978年録音)(ECM) 1979年
80/81 – 80/81(1980年録音)(ECM) 1980年
リジョイシング – Rejoicing(1983年録音)(ECM) 1984年
デイヴ・ホランドおよびロイ・ヘインズと共演, クエスチョン・アンド・アンサー – Question and Answer(1989年録音)(Geffen) 1990年
シークレット・ストーリー – Secret Story(1991年~録音)(Geffen) 1992年
ゼロ・トレランス・フォー・サイレンス – Zero Tolerance for Silence(1992年録音)(Geffen) 1994年
天国への道 – Passaggio Per Il Paradiso(1996年録音)(Geffen/MCA) 1996年(サントラ)
ア・マップ・オブ・ザ・ワールド – A Map of the World(1999年録音)(Warner) 1999年(サントラ)
トリオ99→00 – Trio 99→00(1999年録音)(Warner) 2000年
トリオ→ライブ – Trio→Live(1999年~録音)(Warner) 2000年
ワン・クワイエット・ナイト – One Quiet Night(2001年~録音)(Warner) 2003年
トーキョー・デイ・トリップ – Tokyo Day Trip(2004年録音)(Nonesuch) 2008年
デイ・トリップ – Day Trip(2005年録音)(Nonesuch) 2008年
オーケストリオン – Orchestrion(2009年録音)(Nonesuch) 2010年
オーケストリオン・プロジェクト – Orchestrion Project(2010年録音)(Nonesuch) 2012年
ホワッツ・イット・オール・アバウト – What’s It All about(2011年録音)(Nonesuch) 2011年
タップ – Tap: Book of Angels Volume 20(2013年録音)(Nonsuch/Tzadik) 2013年
共同名義作品
ライル・メイズと共演, ウィチタ・フォールズ – As Falls Wichita, So Falls Wichita Falls(1980年録音)(ECM) 1981年
オーネット・コールマンと共演, ソングX – Song X(1985年録音)(Geffen) 1986年
ジョン・スコフィールドと共演, ジョン・スコフィールド&パット・メセニー – I Can See Your House from Here(1994年録音)(Blue Note) 1994年
デレク・ベイリー、Gregg Bendian、Paul Wertico と共演, Sign of 4(1996年録音)(Knitting Factory) 1997年
チャーリー・ヘイデンと共演, ミズーリの空高く – Beyond the Missouri Sky (Short Stories)(1996年録音)(Verve) 1997年(第40回グラミー賞(最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・グループ))
ゲイリー・バートン、チック・コリア、デイヴ・ホランド、ロイ・ヘインズと共演, Like Mind (1997年録音)(Concord Jazz) 1998年
ジム・ホールと共演, ジム・ホール&パット・メセニー – Jim Hall and Pat Metheny(1998年録音)(Telarc) 1999年
アナ・マリア・ヨペックと共演, Upojenie (Warner Music Poland) 2002年 のち国際版 (Nonesuch) 2008年
ブラッド・メルドーと共演, メセニー・メルドー – Metheny/Mehldau(2005年録音)(Nonesuch) 2006年
ブラッド・メルドーと共演, カルテット – Metheny/Mehldau Quartet(2005年録音)(Nonesuch) 2007年
クオン・ヴー(英語版)・トリオと共演, ミーツ・パット・メセニー – Cuong Vu Trio Meets Pat Metheny(2015年録音)(Nonesuch) 2016年
パット・メセニー・グループ名義作品
パット・メセニー・グループ – Pat Metheny Group(1978年録音)(ECM) 1978年
アメリカン・ガレージ – American Garage(1979年録音)(ECM) 1980年
オフランプ – Offramp(1981年録音)(ECM) 1982年
トラヴェルズ – Travels(1982年録音)(ECM) 1983年
コードネームはファルコン – The Falcon and the Snowman(1984年録音)(EMI) 1985年(サントラ)
ファースト・サークル – First Circle(1984年録音)(ECM) 1984年
スティル・ライフ (トーキング) – Still Life (Talking)(1987年録音)(Geffen) 1987年
レター・フロム・ホーム – Letter from Home(1989年録音)(Geffen) 1989年
ザ・ロード・トゥ・ユー – The Road to You (Geffen) 1993年
ウィ・リヴ・ヒア – We Live Here(1994年録音)(Geffen) 1995年
カルテット – Quartet(1996年録音)(Geffen) 1996年
イマジナリー・デイ – Imaginary Day(1997年録音)(Warner Bros.) 1997年
スピーキング・オブ・ナウ – Speaking of Now(2001年録音)(Warner Bros.) 2002年
ザ・ウェイ・アップ – The Way Up(2003年~録音)(Nonesuch) 2005年
パット・メセニー・ユニティ・バンド名義作品
(パット・メセニー、クリス・ポッター、ベン・ウィリアムズ(英語版)、アントニオ・サンチェス(英語版))
ユニティ・バンド – Unity Band(2012年録音)(Nonesuch) 2012年(第55回グラミー賞(最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・アルバム))
パット・メセニー・ユニティ・グループ名義作品
(パット・メセニー、クリス・ポッター、ベン・ウィリアムズ(英語版)、アントニオ・サンチェス(英語版)、ジュリオ・カルマッシ)
KIN (←→)(2013年録音)(Nonesuch) 2014年
ユニティ・セッションズ – The Unity Sessions(2014年録音)(Nonesuch) 2016年
Pat Metheny : パット・メセニーの生い立ちと活躍
1954年8月12日、カンサス・シティ、リーズ・サミット生まれ。13歳でギターを独学で始める。
1972年ゲイリー・バートンのコンサートの際、メセニーは彼の楽屋に行き、自身の演奏を披露しバートンのグループの加入を願う。バートンはメセニーの実力を認め、彼の推薦で18歳でバークリー音楽大学の講師を務めた。
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1974年、ゲイリー・バートンの『リング』でレコーディング・デビュー。
1975年にジャコ・パストリアスを迎えて発表した初リーダー作『ブライト・サイズ・ライフ』をECMで発表しソロ・キャリアをスタートさせた。
1977年にバートンのグループを離れセカンド・アルバム『ウォーターカラーズ』を発表。このアルバムで共演したキーボディストのライル・メイズらと”パット・メセニー・グループ”を結成、1978年に『パット・メセニー・グループ(旧邦題:想い出のサン・ロレンツォ)』を発表。オリジナルメンバーはライルに加え、マーク・イーガン、ダン・ゴッドリープ。以後『アメリカン・ガレージ』(1979年)、『オフランプ(旧邦題:愛のカフェ・オーレ)』(1981年)、『ファースト・サークル』(1984年)を発表する。
1985年に自主プロダクション、メセニー・グループ・プロダクションを設立し、配給レーベルをゲフィン・レコードと契約。1986年に同社からの第1弾アルバムとして、オーネット・コールマンと連名の『ソングX』を発表。その後、ブラジル音楽の要素を取り入れた、『スティル・ライフ』(1987年)、『レター・フロム・ホーム』(1989年)を発表し、ヒット作を次々と生み出す。
1997年にワーナー・ブラザーズ・レコードと契約。しかし、2004年にはワーナー・ミュージック・グループの大幅な改編に伴いワーナー・ブラザーズ・レコードはジャズ部門を閉鎖、同グループのノンサッチ・レコードに移り契約。ゲフィン期のディスコグラフィをリイシューし始める。 2008年、ECM期のディスコグラフィをSHM-CD仕様でリイシューして発売した。この時は、初回限定盤だったが、2011年に廉価版として再発された。
2010年には新ソロ・プロジェクト「オーケストリオン・プロジェクト」を開始。これは、19世紀末から20世紀初頭に実在した、オーケストラ等で使用される楽器を自身のキューによって同時演奏することができる機械仕掛けである。これを用いた世界ツアーをし、11月にニューヨーク州ブルックリンにあるセント・エリアス教会で2日間収録したものは2013年に映像化と音源化された。
2012年にはクリス・ポッター、ベン・ウィリアムズ、アントニオ・サンチェスと新バンド、ユニティ・バンドを開始した。2013年には作曲家でサクソフォニストのジョン・ゾーンの楽曲集”BOOK OF ANGELS”の2集目となる”Masada Book”の楽曲を取り上げたTap: Book of Angels Volume 20を発表。ノンサッチとジョンの自主レーベルからジャケット・仕様違いで発売されている。これはほかのミュージシャンも取り上げているシリーズの20集目となる。