「ワインライト」は、グローヴァー・ワシントンJr.が1980年ニューヨークにて録音したアルバム。メロウなサウンドでスムース・ジャズの原点となった歴史的傑作。ヒット曲「クリスタルの恋人たち」他を収録。 (C)RS

グローヴァー・ワシントンJr.はクリード・テイラーに認められ、1970年代にスタープレイヤーになった。そして、彼がさらにスケールアップしたのは、1979年から始まるエレクトラ時代だった。これは1980年に発表した同レーベルでの第2作で、リチャード・ティー、エリック・ゲイル、スティーヴ・ガッドといった元「スタッフ」のメンバーも参加している。

当時流行した、いわゆるアダルトな雰囲気のブラックフュージョン。全米アルバムチャートの5位にランクされた大ヒットアルバムだ。ビル・ウィザースのヴォーカルを一部加えたのも効果的で、ビルの歌をフィーチャーした<5>はシングルカットされ、ビルボードのチャートで最高2位にランクされた。余談ながら、その<5>は日本題より、「ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス」という原題のほうが雰囲気が出る。なおこのアルバムの成功に気をよくしたグローヴァーは翌1981年に、ほぼ同じメンバーで続編『Come Morning』を録音した。(市川正二)

 ・ Grover Washington Jr. : Winelight

 ・ Spotify : Grover Washington Jr. : Winelight (1980) / ワインライト

1. Winelight
2. Let It Flow (For ‘Dr., J’)
3. In The Name Of Love
4. Take Me There
5. Just The Two Of Us
6. Make Me A Memory (Sad Samba)